虚無
作詞・作曲 比呂
誰もいなくなったから
ふと あなたごと 世界が消えてしまう気がしていた

この静けさの中に この侭蹲って
そして 二度と  動けなくなればいいのに

時々 ざわめいた声
私の中を 駆けめぐり 誰かを責めて逃げてく

暑いとも 寒いとも  判らない感覚の中で
私は走る   もがく手に祈りを込めて

  他に何も要らない 何も欲しくないの
  ただ あなたは そこに立っていて 私を見て微笑って

  その願いが 微笑みが 消えてしまうくらいなら
 私はもう いつ死んでもいいの


ドアを閉めたあの日から
あなたを示す 磁石の針は 効かなくなったわ

幸せは 水の中  いっそのこと溢れ出して
みんな溺れて 泡沫になればいいのに

  他に何も要らない 何も欲しくないの
  ただ あなたはそこに立っていて 私を見て微笑って

  その願いが 微笑みが 消えてしまうくらいなら
 私はもう いつ死んでもいいの

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